Création & production de tapisserie
Atelier A.KONOMI
オービュッソンの小さなタペストリー工房
タペストリーはヨーロッパの室内装飾における重要な芸術文化のひとつです。絢爛豪華な壁掛けの装飾織物として中世の頃から愛され、宮殿や大聖堂の壁を飾ってきました。
フランス中部に位置するオービュッソンは15世紀から続くタペストリーの産地として知られています。その職人技は世紀を渡って大切に受け継がれてきました。現在オービュッソン・タペストリーは、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録され、欧州の定める地理的表示(Indication géographique)によりその名称と商標が保護されています。
アトリエ・A.KONOMI(アー・コノミ)は小さな個人工房です。クラシックなデザインからモダンスタイルまで、様々なオーダーメイドの作品、21世紀のタペストリーを制作しています。
オリジナル・コレクション
アトリエ・A.KONOMIは、許斐愛子の個人名で自身の作品もデザイン・制作しています。
日本とフランスの有名なモチーフを使って、人生のちょっとした場面をタペストリーに織り込んでいます。
日本最古の漫画「鳥獣戯画」の兎と中世のタペストリー「貴婦人と一角獣」のウサギがミル・フルール(千華模様)の中で出会い、異文化の中で日々の様々な場面を体験していく小さなサイズのシリーズ作品です。
これはフランスと日本、西洋とアジア両方の文化の中で生きる誰かの物語なのかもしれません。
最新情報
「メイとトトロのお昼寝」完成・お披露目
2026年7月17日、オービュッソン国際タペストリーセンター / Cité internationale de la tapisserieにて、スタジオジブリとのコラボレーションによる第5作、宮﨑駿監督作品《La Sieste de Mei et Totoro(メイとトトロのお昼寝)》がお披露目になりました。
高さ430 × 幅736 cmというシリーズ最大の作品で、制作は約15か月にわたりました。素晴らしいチームとともに完成、お披露目までを走り切ることができたことを、心から嬉しく思っています。 なにより、この作品の実現をクラウドファンディングを通じて支えてくださった皆さまに、心からお礼申し上げます。
Atelier A.KONOMIでは、織りに加え、作品全体の色の混合と構成、技術面の指定も担当しました。 離れて見たときの作品全体の森のハーモニーと、近づいたときに初めて見えてくるさまざまな色の移ろいや素材の細かな表情。その両方が成立するよう、配色に心を配りました。 日本の森の湿度や陰の深さ、光を受けて輝く葉、波のように連なる苔。その緑のバリエーションは、最終的に約800色にまで及びました。
ぜひぜひ実物をご覧いただければ幸いです!
動画の終盤で、私も少しフランス語と日本語でご挨拶しています。